大量の物資を安価に運ぶには、陸路より
大量の物資を安価に運ぶには、陸路より海や川の水上交通が適していた。海上交通は幕府や藩の年貢米輸送を中心に、大坂と江戸を基点に整備された。大坂?江戸間には菱垣廻船?樽廻船が定期的に運航され、大坂から木綿?酒などを江戸に運んだ。また17世紀後半、江戸の商人河村瑞賢(1617~1699)によって、東廻り海運?西廻り海運が整備され、全国的な海上交通網が完成した。内陸部の河川舟運も物資の流通の中心を担い、富士川?高瀬川などの開削によって新たな水路が開かれていった。
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