幕府も18世紀半ばに天文方において、天文?測
幕府も18世紀半ばに天文方において、天文?測地のほか、洋書の翻訳を始めた。天文では18世紀末に天文方の高橋至時(1764~1804)に寛政暦を作らせた。測地では18世紀末から19世紀初めにかけて伊能忠敬(1745~1818)に全国の沿岸を実測させ、『大日本沿海輿地全図』を作成させた。翻訳ではとくに蛮書和解御用という一局を設け、洋書の翻訳にあたらせた。このような動き中で、民間でも蘭学研究への関心が高まり、19世紀前半には、オランダ商館医であったドイツ人シーボルトが長崎郊外に診療所と鳴滝塾をひらき、緒方洪庵(1810~1863)は大坂に適塾を開いて多くの人材を育成し、のちの西洋文化吸収の土台を作った。
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